魅惑の豪華客船 『MSCベリッシマ』で、新感覚クルージングを体験!

まだ肌寒さが残る月上旬。ワカペディアチームは、MSCクルーズ社の新しい豪華客船『MSCベリッシマ』のお披露目パーティーの招待状を手に、南イングランドの港町、サウサンプトンに到着した。海外のクルージングというと、定年退職した裕福な老夫婦が、海でカモメを眺める穏やかな姿を想像するかもしれないが、冷たい潮風を想像したワカペディアチームは、その肌寒さから思わず鳥肌が立った。

そんな気持ちを打ち消したのが、MSCベリッシマ』の命名セレモニーを記念した、3日間のショートクルージングだ。

イタリア語で「最も美しい」という意味の「ベリッシマ」という名が付けられたこの船は、スイスに本社を構える、MSCクルーズ社の最新豪華客船だ。ヨーロッパを巡る豪華クルージングツアーで有名ということもあり、オープニングはまるで、ハリウッドや王室のセレモニーさながらのラグジュアリーさ。イタリアの世界的大女優、ソフィア・ローレンがセレモニーに出席していたことからも、そのきらびやかさが伺えるだろう。世界的大女優を前にしたとき、MSCグループ創設者のジャンルイジ・アポンテ(Gianluigi Aponte)氏をはじめ、あの場にいた誰もが、ドラえもんに泣きつくのび太くんのように「時間よ、止まれ!」と、心の中で叫んだに違いない。

ここで、「命名セレモニー」と聞いて堅い印象を持ったあなたに、一味違った『MSCベリッシマ』の命名セレモニーを紹介しよう。一言で言えば、眩しい太陽と南の暖かい気候で育ったナポリタンのよう!乗船客を飽きさせないサプライズが至るところに散りばめられていて、それはまるで陽気で賑やかなバースデー・パーティー。チャーミングなイギリスのテレビ司会者、ホリーウィロビー(Holly Willoughbyが司会を担当し、イタリアが生んだ天才テノール歌手、アンドレア・ボチェッリ(Andrea Bocelliはイケメンご子息とデュエットをし、観客を圧倒した。(歌声だけでなく、そのイケメンっぷりにうっとりした招待客も多かったはず!)夢のような空間を楽しんだ後は、シルク・ドゥ・ソレイユ(Cirque du Soleilのオリジナルショーが始まるなど、エンターテイメントが盛り沢山!でも、ただ豪華で楽しいだけではないのが、MSCクルーズ社だ。MSCクルーズ社は、チャリティーにも積極的に取り組んでおり、毎年イタリアの慈善団体が行う、社会問題や環境問題に関する多くの活動を支援しているとのこと。そんな他者を思いやるホスピタリティや団結力は、乗船しているスタッフらからも感じ取ることができるだろう。驚くほど親しみやすく、困った時には力を貸してくれ、結束力があるところはまるでイタリアの大家族みたいだ!

視覚と聴覚でクルージングを楽しんだ後は、味覚を楽しむことも忘れずに。二つ星のシェフ、レイモンド・ブラン(Raymond Blanc) を公式MSCクルーズの新パートナーに迎えたこともあり、この日のために準備されたサプライズメニューは、乗客の胃袋を鷲掴みにした。クルーズ船の中には12箇所のレストランやビュッフェがあり、バーやラウンジも20箇所ほど設備されている。その中には、数々の賞を獲得している注目のフランス人パティシエ、ジャン・フィリップ・モーリー(Jean-Philippe Maury)によるチョコレート専門店も。ナポリが誇るピザだけでなく、和食やスペイン料理、ステーキなど様々な国の料理やデザートを、その日の気分によって選ぶことができるなんて、食べる事が大好きなワカペディアチームには、まさに天国!

MSC Bellissima, Butcher’s Cut

料理の他に、アクティビティーやレジャー施設も充実している。食べ過ぎたあなたには、ジムやプール、夜はクラブに変化するバスケットコートがおすすめ。家族連れのあなたには、海外マタニティブランドのChiccoLEGOと提携したキッズクラブや、ウォータースライダーが併設されたアクアパーク、子供向けのダンスフロアがピッタリだろう。普段仕事を頑張っているあなたは、ご褒美にヘアサロンや美容トリートメント、バリ式マッサージでリラックスするのもいいかもしれない。船にはZoeという名が付けられたバーチャル・アシスタントが搭乗しており、週の天気からアクティビティに関することまで、あらゆることを教えてくれる。それも、7言語に対応できるというから驚きだ。これぞまさに、テクノロジーによるマジック!MSCクルーズ社の船の中では「末っ子」のベリッシマだが、4Dの映画館やシルク・ドゥ・ソレイユのショーが楽しめるシアター、ボーリング、ウォーターパークなどが設備されており、文字通りすべてが揃っているのだ。

MSC Bellissima, Balcony

心も体も満たされたら、バルコニーから海を恋人と眺めるのもよし、ベッドでひと眠りするのもよし。(ただし、眠れる森の美女さえ夢から覚めなくなるのではないかと思うほど、寝心地がいいベッドなので、目覚ましは忘れずに)夜に向けてエネルギーをたっぷりチャージしたら、王子様のキスを待たずに、カジノへ繰り出そう!ラスベガスさながらの広い空間で、ありとあらゆるゲームが楽しめる。ゆっくりと遠ざかり水平線へと消えていくのを見つめながら、ミリオネアになって余生を『MSCベリッシマ』で優雅に何不自由なく過ごせたら、、、なんて妄想しているうちに、夢のような2日間の旅はあっという間に終わりを告げた。まるで甘酸っぱい恋を終えたような気分のワカペディアチームだったが、ここで朗報が!この『MSCベリッシマ 』が、来年の春に日本初上陸するとのこと。特別なひとときを与えてくれたこのクルーズ船に再会し、日本でもまた楽しい時間を過ごせることを夢に見たワカペディアチームであった。

Andrea Bocelli & Matteo Bocelli

Description: Sara Waka

Edited by: Yoka Miyano